もっと人生は愉快になる 栄養学の母・香川綾 98歳のメッセージを読む
■五十嵐 貴久/著
■978-4-7895-5368-1
■四六判 188mm×127mm 216ページ
■予価:1,650円(本体1,500円+税)
■発行年月:2025年1月
商品説明
栄養学の母と呼ばれ、栄養学の普及と栄養士の輩出に一生を捧げた香川綾(香川栄養学園〈女子栄養大学・短期大学・香川栄養専門学校〉の創設者)は98歳で天寿を全うするまで、元気に現役生活を送りました。
香川綾の遺した著作から、その言葉を拾い出し、98歳まで現役を貫いた健康長寿のヒントを、作家・五十嵐貴久が読み解きます。
■女子栄養大学の創設者・香川綾が遺した言葉を、作家・五十嵐貴久が読み解く
香川綾は、医師であり栄養学者であり科学者であり教育者であり、「栄養学の母」と称された女性です。
綾自身の実体験を踏まえた、だれもが今すぐ実行できる「心と体のメンテナンス法」をさまざま紹介しています。
綾の言葉を、作家ならではの読みやすく心に響く文体で読み解きます。
■五十嵐貴久と綾との出会い
五十嵐貴久氏は、2001年『リカ』(幻冬舎)で第2回ホラーサスペンス大賞を受賞し、本作は30万部を突破したベストセラー作家です。『交渉人』(新潮社)などのミステリー小説では多くのヒット作があるほか、青春小説、時代小説、家族小説など幅広い作風で多彩なジャンルの作品を発表しています。『交渉人』『TVJ』など多くの作品が映像化されています。
その五十嵐氏に香川綾の存在を知らせたのは、岸朝子さんです。
岸さんはテレビ番組「料理の鉄人」にレギュラー出演し、「おいしゅうございました」のフレーズで人気を博しましたが、女子栄養大学の卒業生でもあり、女子栄養大学出版部の月刊誌『栄養と料理』の編集長も務めました。
当時、五十嵐氏は「料理の鉄人」の番組本を制作する編集者でした。
この番組の解説者でもあった服部幸應さんからも、綾の話を聞くことになります。
その後、作家となった五十嵐氏は、「食」の師である岸さん、服部さんが折々に触れられていた香川綾について調べてみようと思い立ったそうです。
それから多忙な作家活動の傍ら、綾について調べるほどにその数奇な人生に興味を持ち、10年以上をかけて調べ続けてきました。
■本書が生まれたきっかけは
その後、五十嵐さんも60歳を過ぎ、自身の「老い」に向き合わざるをえなくなった今、綾の言葉にこれから生きるヒントがたくさんあることに気づいたといいます。
一方、女子栄養大学は2023年に90周年を迎えました。
女子栄養大学出版部では、この機に「綾物語」を書ける方を探していました。そうして、作家・五十嵐氏にたどり着いたのです。
五十嵐氏と編集部員がお話をする中で、今、多くの中高年が求める「老い」へのヒントを綾の言葉から読み解くという、本書の企画が生まれました。
綾の生涯に深い関心を寄せ、調べてきた作家だからこそ、綾の思想の心髄を読みやすくわかりやすい言葉で語ってくれます。
■本書のメッセージから
「歳をとると体の不調など不自由度が増してきます。新しいことを始めるのに、年齢や才能は関係ありません。遅すぎることはないのです。”老い”はあなたを自由にします」
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